証券口座を選ぶときに見た項目。私はこう調べて、こう決めました
しくみパパ
比較表が並んでいても、項目の意味が分からなければ差は読めません。まず「これは何を見る項目なのか」から調べ直しました。
- 会社を比べる前に、銀行か証券会社かを先に決めた理由
- 証券会社の比較でよく出てくる項目が、実際には何を意味するのか
- 初心者のうちは差が出にくい項目と、あとで効いてくる項目
- 順位をつけずに決める考え方
- 迷って止まったときの逃げ道(あとから変えられる範囲)
私は投資の専門家ではなく、いま学んでいる側の人間です。どこで口座を開くかは、ご自身の使い方で判断してください。
最初に決めたのは「会社」ではなく「銀行か証券会社か」でした
順番として、会社を比べる前にここが先でした。私は銀行ではなく証券会社を選びました。理由は「あとで選択肢が減るのを避けたかった」からです。
銀行では株が買えません。いま買う予定がなくても、あとで「やっぱり買えない」となる形を避けたかった、というだけの理由です。
比較記事に並ぶ項目は、だいたいこの6つでした
証券会社の比較で出てくる項目を並べると、多いようで6種類くらいに収まります。それぞれが何を意味するのかを先に整理しました。
| 項目 | 何を見る項目なのか | 初心者への効き方 |
|---|---|---|
| ①取扱商品の数 | その会社で買えるものの幅。株・投資信託・外国株など | あとから効く。最初は使いきれない |
| ②手数料 | 買うとき・売るときにかかる費用 | 買うものによる。投資信託の積立中心なら差が出にくい |
| ③積立のしやすさ | 毎月の引き落とし方法・積立できる頻度・最低金額 | 毎月使う部分。ここは効く |
| ④アプリと画面 | 残高の見え方、設定のしやすさ | 続くかどうかに直結する |
| ⑤ポイント | 積立や取引でポイントがつくか | 金額は小さい。おまけとして見る |
| ⑥入出金のしやすさ | 普段使いの銀行と連携できるか、手数料はかかるか | 地味だが毎回さわる部分 |
しくみパパ
買うときの手数料とは別のものですが、比較表では同じ「手数料」の欄に並んでいることがあります。
つまずきやすいところ:「手数料」は1種類ではありません
比較表の「手数料が安い」を読むとき、どの手数料の話なのかで意味がまったく変わります。
| 手数料の名前 | いつかかるか | 会社によって変わるか |
|---|---|---|
| 買付手数料 | 買うとき | 変わる(無料としている商品も多い) |
| 売買手数料(株) | 株を売買するとき | 変わる |
| 信託報酬 | 投資信託を持っている間ずっと | 変わらない(商品ごとに決まっている) |
| 為替手数料 | 外国の商品を買うとき | 変わる |
| 出金手数料 | 銀行に戻すとき | 変わる |
会社選びで消耗しすぎないほうがいい、と考えた根拠がここでした。費用の全体像は手数料・信託報酬・税金の記事に整理しています。
差が出にくい項目と、あとで効く項目を分けました
調べていて分かったのは、ネットで完結する証券会社どうしでは、横並びになっている項目があるということです。
| 項目 | 理由 | |
|---|---|---|
| 差が出にくい | 口座の開設費・維持費 | 無料としている会社が多い |
| 差が出にくい | 主要な投資信託の買付手数料 | 無料の扱いが広がっている |
| 差が出にくい | NISAで買えるかどうか | 制度側で対象が決まっている |
| 差が出る | 積立の引き落とし方法・頻度 | 会社ごとに用意している仕組みが違う |
| 差が出る | アプリの作り・画面の分かりやすさ | 好みの問題。使ってみないと分からない |
| 差が出る | 取扱商品の幅(外国株など) | 始めた後に効いてくる |
※一般的な傾向を整理したものです。手数料も取扱商品も会社ごとに異なり、条件は変わります。実際の内容は各社の案内をご確認ください。
しくみパパ
たとえば株を1日に何度も売買する人向けの手数料は、毎月の積立しかしないなら出番がありません。
順位をつけるのをやめて、条件を1つに絞りました
比較表の点数を合計しても、自分にとっての答えは出ませんでした。項目の重みが人によって違うからです。
| 重視するもの | 見るとよい項目 |
|---|---|
| とにかく続けたい | ③積立のしやすさ ④アプリ。毎月さわる部分から見る |
| あとで株もやるかもしれない | ①取扱商品の幅。選択肢が減らない形にしておく |
| 普段の銀行と一緒に管理したい | ⑥入出金。連携できる銀行を確認する |
| 費用を最小にしたい | 買う商品の信託報酬。会社より商品を見る |
この条件で調べていって、実際に口座を開いたのはSBI証券でした。これは私がどこで開いたかという記録であって、おすすめではありません。同じ条件で見ても、普段使っている銀行や買いたいものが違えば、行き着く会社は変わります。
しくみパパ
全項目で最良のものを探そうとすると、たぶんいつまでも決まりません。どの項目で決めたかを自分が言えることのほうが大事だと思っています。
迷って止まったときの逃げ道を先に確認しました
決めきれない理由は、たいてい「間違えたら取り返しがつかない」と思っているからです。ここは先に調べておくと軽くなります。
| やり直せるか | 内容 |
|---|---|
| やり直せる | 通常の証券口座は複数の会社で持てる。あとから別の会社を追加できる |
| 年単位でやり直せる | NISA口座の金融機関は年に1回まで変更できる |
| やり直せる | 積立の金額・頻度・買うものはいつでも変えられる |
| 手間がかかる | すでに買った分は元の金融機関に残る。移すには手続きが必要 |
私は以前、金額の決め方を間違えて積立を半年で止めています。止まった原因は会社選びではなく、家計側の設計でした。会社選びに1週間かけても、毎月の金額が出せない額なら止まります。逆も同じで、金額さえ出せていれば、どの会社でも続きます。
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| 結局どこがいいのですか | 私からは順位を出せません。使い方によって効く項目が変わるためです。ただ、先に「自分が毎月さわるのはどの機能か」を1つ決めると、比較表で見る行は3つくらいまで減ります |
| 複数の会社で口座を作ってもいいですか | 通常の証券口座は複数持てます。ただしNISA口座は全金融機関を通じて1人1つです |
| 比較サイトのランキングは参考になりますか | 項目の意味を知ってから見ると使えます。先に順位だけ見ると、自分に関係のない項目で決めてしまいます |
| ポイントがつく会社を選ぶべきですか | 金額としては小さい部分です。おまけとして見て、続けやすさを先に見るほうが影響が大きいと考えています |
| 窓口で相談できる会社のほうが安心では | 相談できる形は安心材料になります。その分の費用がどこにかかるかを確認すると、比べやすくなります |
まとめ
- 比較で出てくる項目は6つ(商品の幅・手数料・積立のしやすさ・アプリ・ポイント・入出金)
- 「手数料」は1種類ではない。積立中心なら効くのは信託報酬で、これは会社ではなく商品で決まる
- ネット中心の会社どうしでは横並びの項目がある。差が出るのは積立の仕組み・アプリ・商品の幅
- 全項目で最良を探すより、条件を1つに絞るほうが決まる
- やり直せない選択ではない。どこで開くかより、毎月いくらなら続くかのほうが結果に効く
大事なのはどの会社を選んだかではなく、「自分がどの条件で決めたかを言えること」のほうです。条件が言えれば、あとで環境が変わったときに見直せます。
正直に言うと、会社選びは時間をかけた割に、結果への効き方が小さい部分だと感じています。私が積立を止めたときの原因は口座ではなく、家計側の金額の決め方でした。口座は道具で、続くかどうかを決めているのは毎月の金額のほうです。
しくみパパ
次は、実際に申し込むと何を聞かれるのかを整理します。