『意志の力ではなく、仕組みで貯める。』手取り36万・0歳児パパの記録
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株の学習2026.08.13 公開2026.08.18 更新

投資のリスクとは?「危険」ではなく「値動きの振れ幅」のことです

しくみパパ
「リスクが高い商品」と書いてあると、危ないものだと思って避けていました。
でも投資の世界では、この言葉は日常で使う意味と違っていました。
この記事で分かること
  • 投資でいう「リスク」の本当の意味と、「元本割れ」との違い
  • 商品ページに書いてある「リスク」の数字の読み方
  • 実際に、どのくらい下がることがあるのか
  • 値動き以外の「〇〇リスク」が何を指しているのか
  • リスクを小さくする3つの方法
  • 「リスク許容度」とは何を聞かれているのか

投資でいうリスクとは「振れ幅」のこと

 意味
日常語の「リスク」危ない・損をする可能性
投資でいう「リスク」値段の上下の振れ幅が大きいこと

「リスクが高い」=「大きく下がることも、大きく上がることもある」という意味です。

しくみパパ
つまり上がる方向の振れも「リスク」に含まれます。
「リスクが高い=損をしやすい」ではなく、「読めない幅が大きい」ということです。ここが日常語と一番違うところでした。

具体的に見てみます

預金と投資信託の振れ幅の比較。幅が大きいほどリスクが高い。大きく下がることも、大きく上がることもある
 1年後にどうなるかリスク
預金ほぼ変わらない(少しだけ増える)低い
ある投資信託−10%〜+10%くらいの間で動く中くらい
別の投資信託−40%〜+40%くらい動くこともある高い

※上の数字は説明のための例で、実際の商品の実績や見通しではありません。

一番下の商品は「危ない」のではなく、「大きく動く」ということです。増えるときも大きく増えます。

つまずきやすいところ:「元本割れ」とは違う言葉です

リスクは振れ幅という性質、元本割れは下に来ている結果。下がっている間は、まだ損は確定していない

商品の説明を読むと、リスクと並んで「元本割れ」という言葉が必ず出てきます。同じ意味だと思っていると、説明が読めなくなります。

言葉意味何を表しているか
リスク値段が上下に動く幅性質(上にも下にも動く)
元本割れ出したお金より減っている状態結果(下に動いたとき)
しくみパパ
元本とは、自分が出したお金そのもののことです。10万円を出したなら、元本は10万円。
それが9万円になっている状態が元本割れです。11万円なら元本割れではありません。

リスクがある商品は、元本割れすることがあります。逆に言うと、「元本割れしません」と書いてある商品は、リスクがほぼない=ほとんど増えない商品ということになります。銀行の預金がこれにあたります。

言い換えるとこうなります リスクがある=元本割れすることがある。
ただし「元本割れしている=失敗」ではありません。持ち続けている途中で下がっているだけなら、まだ何も確定していないからです。減った状態で売ったときに、はじめて損が確定します。

商品ページの「リスク」表示の読み方

商品ページの数字は、リスク5段階・リスク(標準偏差)・リターンの3つを読めれば足りる

ここが実際に一番困るところです。証券会社の商品ページを開くと、リスクが数字や記号で書かれています。

よく見る表示意味
リスク 1〜5
★の数
その会社が独自につけた5段階の目安。数字が大きいほど振れ幅が大きい
リスク(標準偏差)
18.5% など
1年でどのくらい上下しやすいかを%で表したもの
リターン 8.2% など過去の実績。これからの見通しではない
しくみパパ
標準偏差という言葉が難しいだけで、やっていることは単純でした。
「だいたいこのくらいの幅で動いてきましたよ」という過去の記録です。学校で習った平均点のばらつきと同じ考え方だと知って、少し楽になりました。
ざっくりした読み方 リターン5%・リスク(標準偏差)20%と書いてあれば、「だいたい +25%〜−15% の間で動くことが多かった」と読みます。5%を中心に、上下20%の幅ということです。
数字を計算できる必要はありません。「20%より30%のほうが、上にも下にも大きく動く」と分かれば十分です。

※標準偏差は過去の値動きから計算したものです。将来も同じ幅で動くことを示すものではなく、記載の範囲を超えて動くこともあります。

実際、どのくらい下がることがあるのか

2008年と2020年に世界の株価は3割前後下がった。問題は下がることではなく、下がったときに売ること

「振れ幅」と言われても実感が湧かないので、過去に何が起きたかを見ておきます。

時期何があったか世界の株価の動き
2008年リーマンショック(金融危機)3〜4割ほど下落。元の水準に戻るまで数年かかった
2020年
2〜3月
新型コロナの流行が始まった時期1か月ほどで3割前後の下落。その後、比較的短い期間で戻した

※おおよその規模を示すための概略です。指数や国によって下落幅も回復までの期間も異なります。過去にこう動いたという記録であり、次に同じように動くことを示すものではありません。

しくみパパ
100万円が60〜70万円になる年があるということです。数字で見ると、かなり大きい。
ただどちらの局面でも、その後に戻っています。戻るまでの時間が数か月のこともあれば、数年のこともある——ここが大事なところだと思いました。
問題は下がることではなく、下がったときに売ることです 下がっている間は、まだ損は確定していません。持ち続けていれば、上の2つのように戻ることもあります。
耐えられずに売った人だけが、その時点で損を確定させます。だから「いくらまでなら耐えられるか」を先に決めておく必要があります。

「リスク」は値動きだけではありません

価格変動・為替・信用・金利・カントリーの5つのリスクは、何が原因で振れるのかを分けた名前

ここまでは値段の上下の話でしたが、商品の説明書を開くと他の種類のリスクも並んでいます。言葉が多くて身構えますが、やっていることは「何が原因で振れるのか」を分けているだけです。

名前何が原因で振れるのか身近な言い方にすると
価格変動リスク株などの値段そのものが上下するいちばんよく言われる、あのリスク
為替リスク円と外国のお金の交換の比率が変わる円が高くなると、外国の資産は円で見ると減る
信用リスクお金を借りた国や会社が返せなくなる相手が約束を守れないかもしれない
金利リスク世の中の金利が動いて、債券などの値段が変わる債券=国や会社にお金を貸す形の商品
カントリーリスク投資先の国の政治や経済が不安定になるその国の事情で、まとめて動く
しくみパパ
為替とは、円と外国のお金を交換するときの比率のことです。
「1ドル150円」が「1ドル140円」になると、同じ1ドル分の資産が、円に直したときに10円分減ります。中身が値上がりしていても、円で見ると減っていることがあるのはこのためです。
全部を覚える必要はありません 大事なのは名前ではなく、「自分が買うものは、何によって振れるのか」を1つずつ確かめることです。
外国のものが入っていれば為替が関係しますし、日本の会社だけなら関係しません。中身によって、関係するリスクが変わります。

リスクは小さくできます

振れ幅は分散・長期・積立の3つの工夫で小さくできる。損をしなくなる方法ではない

リスクは「あるか、ないか」ではなく、小さくする方法があります。初心者向けの説明で必ず出てくるのが次の3つです。

方法やることなぜ振れ幅が小さくなるのか
分散1つに集中せず、たくさんに分ける1社が落ちても、他が支える
長期短期で売らず、長く持つ下がった年があっても、待つ時間がある
積立一度にまとめず、毎月少しずつ買う高いときも安いときも買うので、買った値段が平均される
しくみパパ
初心者に「投資信託を、毎月、長く積み立てる」が勧められがちな理由がここでした。
3つを一度に満たせる形だからです。仕組みの名前を覚える前に、この理由のほうを知っておくと納得できます。

※3つとも振れ幅を小さくする工夫であって、損をしなくなる方法ではありません。長く持てば必ず増えるという意味でもありません。

リスクとリターンの関係

この2つはセットで動きます 大きく増える可能性があるものは、大きく減る可能性もあります。
逆に、ほとんど減らないものは、ほとんど増えません。片方だけを選ぶことはできません。
しくみパパ
リターンとは、投資で戻ってくる結果のことです。増えた場合も減った場合も「リターン」と呼びます。
プラスのリターン=増えた、マイナスのリターン=減った、という使い方をします。
「リスクなしで大きく増える」は成り立ちません もしそんな商品があるなら、全員がそれを買います。「元本保証で高い利回り」をうたうものは、まず疑ってください。
私は個別の商品を見分けられる立場ではありませんが、「減らないのに大きく増える」という組み合わせ自体が、リスクとリターンの関係から成り立たないという点ははっきりしています。

「リスクを取る」とはどういうことか

「振れ幅の大きいものを選ぶ」という意味です。悪いことではありません。

判断の材料になるのは、そのお金をいつ使うかです。

いつ使うお金か振れ幅が大きいと
来年使う下がったタイミングで使うことになるかもしれない。困る
20年後に使う途中で下がっても、戻るのを待つ時間がある
しくみパパ
私が積立を半年で止めた理由は、値動きではありませんでした。理由はいくつか重なっていますが、そのどれもが家計の側の話で、毎月いくら出せるのかを把握しないまま始めたのもその1つです。
振れ幅の前に、家計のほうを整える必要があったわけです。

※長く持てば必ず増える、という意味ではありません。時間があると回復を待てる、という話です。

「リスク許容度」という言葉が出てきたら

口座を開くとき、証券会社から「リスク許容度」を聞かれることがあります。難しそうな言葉ですが、中身は1つです。

どこまで減っても、生活と気持ちが耐えられるか 100万円が70万円になった月を想像してください。
「まあ待とう」と思えるなら、その人はその振れ幅に耐えられます。眠れなくなるなら、耐えられていません。

これはお金の事情と、性格の両方で決まります。

見るところ耐えられる方向
そのお金を使う時期遠いほど耐えられる
別に貯金があるかあるほど耐えられる
毎月の収支に余裕があるかあるほど耐えられる
下がったときに眠れるかここは性格の問題。正直に答えていい
しくみパパ
耐えられる範囲を超えると、下がったときに売ってしまいます。そこで損が確定します。
つまりリスク許容度は、「自分が売らずにいられる幅」を先に決めておく作業でした。

まとめ

リスクとは6つの要点。危険ではなく振れ幅、性質と結果、標準偏差は過去の記録、分散・長期・積立で小さくできる、リスクとリターンはセット、リスク許容度は売らずにいられる幅
この記事のまとめ
  • 投資でいうリスクは「危険」ではなく「値動きの振れ幅」。上がる方向の振れも含む
  • リスクは性質、元本割れは結果。減った状態で売って、はじめて損が確定する
  • 商品ページの「リスク(標準偏差)」は、過去にどのくらいの幅で動いたかの記録
  • リスクは分散・長期・積立の3つで小さくできる
  • リスクとリターンはセット。「元本保証で高い利回り」は成り立たない
  • リスク許容度=自分が売らずにいられる幅。使う時期・貯金・性格で決まる

大事なのはリスクを避けることではなく、「そのお金をいつ使うか」を先に決めることのほうです。使う時期が近いお金なら振れ幅は困りますし、遠いお金なら待てます。

正直に言うと、私はこの言葉の意味を知らないまま商品の説明を読んでいました。「リスク:高」と書いてあるのを見て、危ないものだと判断して閉じていたわけです。意味が分かってからは、説明が読めるようになりました。

しくみパパ
言葉の意味が1つ分かるだけで、読める説明が一気に増えます。私はここで少し前に進めました。
この記事は投資の学習記録です書いているのは金融の専門家ではなく、投資を学んでいる会社員です。特定の銘柄や金融商品をすすめるものではなく、将来の利益を保証するものでもありません。投資には元本割れの可能性があります。最終的なご判断はご自身でお願いします。
しくみパパ
しくみパパ会社員 / 0歳児のパパ

高卒 → 個人事業主・アルバイト → 会社員。手取り36万・ボーナスなしで、AIを使って貯金と投資の仕組みを作っています。毎月の収支と資産をそのまま公開しています。

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