『意志の力ではなく、仕組みで貯める。』手取り36万・0歳児パパの記録
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株の学習2026.08.19 公開

元本・資産・評価額。似ているけど全部ちがいます

しくみパパ
証券口座の画面には、似た言葉の数字がいくつも並んでいます。
「元本」「評価額」「評価損益」。結局どれが自分のお金なのかが分かりませんでした。ここを整理します。
この記事で分かること
  • 元本・評価額・評価損益の区別
  • 「資産」という言葉が何を指しているのか
  • なぜ「まだ利益ではない」と言われるのか
  • 画面のどの数字を見ればいいのか

3つの言葉を、一度に並べます

言葉意味ひとことで
元本自分が出したお金の合計入れた額
評価額いま売ったら、いくらになるかいまの値段
評価損益評価額から元本を引いた差いまのところの増減

この3つは「入れた額」「いまの値段」「その差」という関係です。

計算はこれだけです 評価額 − 元本 = 評価損益
評価額のほうが大きければプラス、小さければマイナス。それだけの関係です。

数字で見てみます

 3か月目6か月目
元本(出した額)30,000円60,000円
評価額(いまの値段)31,500円57,000円
評価損益+1,500円−3,000円

※毎月10,000円を積み立てた場合の例です。実際の商品の実績ではありません。

しくみパパ
積み立てていると元本は毎月増えていきます。ここが預金と同じ感覚で見ていると混乱するところでした。
元本が増えたから資産が増えた、ではありません。自分が入れた額が増えただけです。

つまずきやすいところ:「評価」という言葉の意味

「評価」と付いているのは、まだ確定していないという意味です。

 状態呼び方
持ったまま値段が動いているだけ。まだ何も確定していない評価損益(含み益・含み損)
売った確定した実現損益
売って、はじめて確定します 評価額が下がっていても、売らなければ損は確定していません。戻ることもあります。
逆に評価額が上がっていても、売らなければ手元にお金は入りません。下がって元に戻ることもあります。
しくみパパ
確定していない利益を含み益、確定していない損を含み損と呼びます。
「含み」という言葉が付いていたら、まだ紙の上の数字だと思ってよさそうです。

もう2つ、画面に出てくる言葉

言葉意味
口数(くちすう)投資信託を数える単位。「何個持っているか」にあたる
取得単価平均していくらで買えたか。積立だと毎月値段が違うので、その平均
しくみパパ
積立をしていると、毎月ちがう値段で買うことになります。高い月も安い月もあります。
その平均が取得単価です。いまの値段がこれより高ければプラス、低ければマイナスと読めます。
評価損益は、この2つの数字の比較で決まります いまの値段 > 取得単価 → プラス
いまの値段 < 取得単価 → マイナス
つまり評価損益とは、「平均でいくらで買えたか」と「いまいくらか」の勝負の結果です。

実現損益との違い

もう1つ、混ざりやすい言葉があります。

言葉いつの話か税金は
評価損益持ったまま。まだ確定していないかからない
実現損益売った。確定したかかる(利益が出ていれば)
税金がかかるのは、売って確定したときだけです 評価額がどれだけ増えていても、持っている間は課税されません。
だから「売らずに持ち続けている間は、増えた分にも税金がかからないまま働き続ける」ことになります。長く持つことが有利に働くと言われる理由の1つがここです。

※NISAの中で買っていれば、売って確定したときも税金はかかりません。

「資産」という言葉は、もっと広い意味です

ここも混ざりやすいところです。

言葉指す範囲
元本・評価額投資している分だけの話
資産持っている財産の全体。預金・投資・現金などをすべて足したもの
純資産資産から借金を引いたもの
「資産◯円」という数字は、借金を引いているか確認する 資産が100万円あっても、借金が80万円あれば、実質は20万円です。
このブログで資産の数字を出すときは、返済の残りも並べて書くようにしています(はじめましての記事も、月次レポートもこの形です)。
しくみパパ
わが家はいま返済の残りのほうが多い状態です。資産の数字だけ見ていると、実態を見誤ります。
引いた後の数字を見る。ここは自分への戒めでもあります。

下がった月の画面を、実際に読んでみます

言葉の説明だけだと、いざ自分の画面が赤くなったときに固まります。下がった月の例を先に見ておきます。

画面の表示数字の例意味
取得金額(元本)120,000円12か月×1万円を入れてきた
評価額109,200円いま売ったらこの金額
評価損益−10,800円いまのところ9%のマイナス

※説明のための例です。実際の商品の実績ではありません。

この画面を見たとき、確認すべきことは2つだけです。

下がった月に確認すること ①このお金を近々使う予定があるか……ないなら、売る理由はまだ発生していません。マイナスは確定していない数字です。
②積立は予定どおり続いているか……続いていれば、今月は同じ金額で多くの口数を買えています。
しくみパパ
逆に、この画面で「いくら損したか」を毎日数える必要はありません。売っていないので、損はまだ起きていないからです。
赤い数字は「失ったお金」ではなく、まだ動いている途中の数字——そう読めるかどうかが分かれ目です。

言葉を知らないと、実際に何に困るのか

用語の話は退屈ですが、知らないままだと具体的に困る場面があります。

場面知らないと起きること
下がった月に画面を見た評価損益を「確定した損」と読んで、慌てて売ってしまう(そこで本当に損が確定する)
「資産◯◯万円」という発信を見た借金を引く前か後か分からないまま、自分と比べて焦る
売ろうとした評価額のまま受け取れると思っていたら、税金が引かれて想定より少ない
家計簿に書こうとした元本と評価額のどちらを書くか決めていないので、月ごとに数字の意味がバラバラになる
わが家の記録ルール 家計の記録では「元本(いくら入れたか)」と「評価額(いまいくらか)」を別の欄で持つのがおすすめです。
1つの欄に混ぜると、増えた理由が「入金したから」なのか「値上がりしたから」なのか、あとで区別できなくなるからです。

上がった月の画面も、同じ形で読めます

下がった月だけでなく、上がった月にも同じ落とし穴があります。

画面の表示数字の例意味
取得金額(元本)120,000円12か月×1万円を入れてきた
評価額133,200円いま売ったらこの金額
評価損益+13,200円いまのところ11%のプラス

※説明のための例です。実際の商品の実績ではありません。

プラスの数字も、まだ「紙の上」です +13,200円を見ると「1万3千円もうかった」と読みたくなりますが、売っていないので受け取っていません。
この数字を当てにして使う予定を立てると、下がった月に計画ごと崩れます。下がった月に慌てないことと、上がった月に浮かれないことは、同じ話の裏表です。
しくみパパ
積立を続けている間は、上がっても下がっても、やることは変わりません。毎月同じ額を買うだけです。
だからこそ、この画面を毎日見る必要がなくなります。

画面では、どの数字を見ればいいのか

知りたいこと見る数字
いくら入れたか元本(買付金額・投資元本と書かれることもある)
いま売ったらいくらか評価額
増えているか減っているか評価損益
どれくらいの割合か評価損益率(%で表示される)
積立をしている間は、評価損益を毎日見る意味は薄いです 積み立てている途中は元本も評価額も毎月動きます。その差だけを日々見ても、判断材料になりません。
見るなら「元本がいくらまで積み上がったか」のほうが、自分の行動の結果として意味があります。

よくある質問

質問答え
評価額は1日に何回変わりますか投資信託は1日1回(基準価額が1日1回だけ決まるため)。株は取引時間中ずっと動きます
元本が勝手に減ることはありますかありません。元本は「自分が出した額の記録」なので、減るのは評価額のほうです
一部だけ売ったら、元本はどうなりますか売った分に対応する元本が差し引かれ、残った分の元本と評価額で表示し直されます
評価損益率は何を割った数字ですか評価損益 ÷ 元本です。「入れた額に対して何%か」を表します
分配金を受け取ったら、評価損益に入りますか受け取った分配金は評価損益の数字に含まれない表示が多いです。「受け取った合計」は別の欄で確認します
アプリと画面で数字が少し違うのはなぜですか反映のタイミングが違うことがあるためです。投資信託の値段は1日1回なので、更新前と後で差が出ます

※画面の名称や表示のしかたは金融機関によって異なります。ここでは一般的な例で説明しています。

しくみパパ
結局、画面の言葉は「入れた額」「いまの値段」「その差」のどれに当たるかで仕分けると、ほとんど読めるようになります。
新しい言葉が出てきたら、まずこの3つのどれに当たるかを考えるのが近道でした。

まとめ

この記事のまとめ
  • 元本=自分が出した額/評価額=いま売ったらいくらか/評価損益=その差
  • 計算は 評価額 − 元本 = 評価損益 だけ
  • 「評価」「含み」と付いていたらまだ確定していない。売って確定する
  • 資産は財産の全体を指す言葉。投資している分だけの話ではない
  • 資産の数字は借金を引く前か後かを必ず確認する

大事なのは数字を追うことではなく、その数字が「確定したものか、まだ動いているものか」を見分けることのほうです。ここを区別できると、下がった月に慌てにくくなります。

言葉の意味が分からないまま画面を見ていた頃は、数字が並んでいるだけで不安になっていました。3つの関係が分かってからは、何を見ればいいかがはっきりしました。

しくみパパ
画面の言葉が読めるようになると、怖さがかなり減ります。ここは早めに押さえておきたいところでした。
この記事は投資の学習記録です書いているのは金融の専門家ではなく、投資を学んでいる会社員です。特定の銘柄や金融商品をすすめるものではなく、将来の利益を保証するものでもありません。投資には元本割れの可能性があります。最終的なご判断はご自身でお願いします。
しくみパパ
しくみパパ会社員 / 0歳児のパパ

高卒 → 個人事業主・アルバイト → 会社員。手取り36万・ボーナスなしで、AIを使って貯金と投資の仕組みを作っています。毎月の収支と資産をそのまま公開しています。

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