NISAの始め方。口座を開くまでに何をするのか、順番に説明します
しくみパパ
申し込みの画面には知らない言葉が並びます。やることを順番に整理します。
- 始めるまでの全体の流れ(4ステップ)
- 手元に用意するもの3つ
- 申し込み画面で聞かれることと、その意味
- どれくらい日数がかかるのか
- 口座ができたあと、最初にやる設定
全体の流れは4ステップです
| ステップ | やること | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| ①決める | どの金融機関でNISA口座を作るか決める | 考える時間しだい |
| ②申し込む | ネットで口座開設を申し込む | 入力は30分ほど |
| ③待つ | 審査と、税務署の確認を待つ | 数日〜2週間程度 |
| ④設定する | 入金方法と積立の設定をする | 30分ほど |
※日数や手順の詳細は金融機関によって異なります。この記事は一般的な流れの説明です。
トータルでは思い立ってから積立開始まで2〜3週間を見ておくと、気持ちが楽です。
ステップ①:どこで作るかを決める
NISA口座は1人1つしか作れないので、ここだけは先に考える必要があります。
| 選択肢 | 特徴 |
|---|---|
| ネット証券 | 手続きがネットで完結。取扱商品が多く、手数料が低い傾向。相談窓口はない |
| 店舗のある証券会社 | 窓口で相談しながら進められる。手数料は高い傾向 |
| 銀行 | 普段の口座と同じ場所で完結。株は買えない。商品数は少なめの傾向 |
しくみパパ
私はSBI証券で口座を開きましたが、これは私の判断の記録であって、おすすめではありません。ここは自分の使い方で決めるところです。
やり直しがきかないわけではないので、完璧に選ぼうとして止まるくらいなら、決めて進むほうが前に進みます。
ステップ②:申し込む
申し込みは入力30分ほどの作業ですが、途中で書類を探しに行くと止まります。先に手元に用意するものと、画面で聞かれることを分けて見ておきます。
手元に3つ用意する
| 用意するもの | 何に使うか |
|---|---|
| マイナンバーカード(または通知カード) | 法律で提出が必要。スマホで撮影して送るのが主流 |
| 本人確認書類(運転免許証など) | マイナンバーカードがあれば1枚で兼ねられることが多い |
| 自分名義の銀行口座 | 入金と出金に使う。家族名義は使えない |
入金は、口座ができて積立の設定をするときの話です。
申し込み画面で聞かれること
ここが一番つまずくところです。知らない言葉の選択肢が続きます。代表的なものを先に知っておくと止まりません。
| 聞かれること | 意味と考え方 |
|---|---|
| 口座の種類 (特定口座・一般口座) | NISA口座と同時に作る通常の口座の税金の扱い。「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶと確定申告が原則不要になる |
| NISA口座を開設するか | ここで「開設する」を選ぶ。チェックを忘れると通常の口座だけができてしまう |
| 他社からの乗り換えか | 初めてなら「新規」。すでに他でNISA口座を持っている場合だけ乗り換え手続きになる |
| 投資の経験・年収・資産 | 審査のための質問。正直に答えてよい。経験なし・少額でも口座は作れる |
| 職業・勤務先 | インサイダー取引を防ぐための確認。記入は全員で、上場企業やその関係会社にお勤めの場合だけ、追加で登録の手続きがある |
しくみパパ
調べたかぎり、審査で見られているのは経験の有無より、本人確認と申告内容のつじつまのようです。
ステップ③:待つ(ここで不安になるのが普通です)
申し込むと、2種類の確認が順番に行われます。
| 確認 | 誰がやるか | 目安 |
|---|---|---|
| 口座開設の審査 | 金融機関 | 数日 |
| NISA口座の確認 | 税務署(二重開設がないかの確認) | 1〜2週間程度 |
もし二重開設で確認が通らなかった場合は、その分は通常の口座での買付として扱われます。初めて作る人には基本的に関係のない話です。
※取扱いは金融機関によって異なります。案内メールの指示に従ってください。
ステップ④:口座ができたら、最初にやる2つの設定
口座ができた時点では、まだ1円も動いていません。お金が入る道と、買う設定の2つを作って、やっと積立が回り始めます。
| 設定 | 内容 |
|---|---|
| ①入金の方法 | 銀行からの自動引き落とし(自動入金)を設定すると、毎月の手作業が消える |
| ②積立の設定 | 何を・毎月いくら・何日に買うかを決めて登録する。以後は自動で続く |
しくみパパ
だから④が本体です。手で入金する形にすると、いつか止まります。自動で回る形まで作って、やっと「始めた」と言えると思っています。
金額はあとからいつでも変えられます。小さく始めて続くほうが、大きく始めて止まるより先に進みます。
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| 口座を作ったら、すぐ買わないといけませんか | いいえ。作って放置しても費用も罰則もありません。準備だけ先に済ませる使い方もできます |
| 年の途中で始めると損ですか | 損ではありません。年間の枠が使い切れないだけで、翌年また新しい枠が使えます |
| 家族の分もまとめて作れますか | 作れません。口座は本人名義のみ。18歳以上なら、それぞれが自分で作ります |
| 審査に落ちることはありますか | 本人確認書類の不備や記入の食い違いで差し戻されることはあります。投資経験がないことを理由に落ちる心配は基本的に不要です |
| 何を買うかは、いつ決めればいいですか | 口座を待っている間で十分です。申し込み前に決めておく必要はありません |
まとめ
- 流れは決める→申し込む→待つ→設定するの4ステップ
- 用意するのはマイナンバー・本人確認書類・自分名義の銀行口座の3つ。お金は後でいい
- 申し込み画面では「特定口座(源泉徴収あり)」と「NISA口座を開設する」の2か所が要点
- 待ち時間は2〜3週間見ておく。何も起きない期間があるのが普通
- 本体は最後の積立の自動設定。手で入金する形にしない
- 金額はいちばん厳しい月でも出せる額。あとから変えられる
大事なのは早く申し込むことではなく、「自動で回る形まで作り切ること」のほうです。口座を作って満足すると、そこで止まります。
私が最初に始めたときは、この最後の設計をせずに買い始めて、半年で止めました。2回目のいまは、口座よりも先に「毎月いくらなら確実に出せるか」を家計から出しています。順番を逆にしただけですが、続く見通しはまったく違います。
しくみパパ