『意志の力ではなく、仕組みで貯める。』手取り36万・0歳児パパの記録
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株の学習2026.10.02 公開

借金があるまま投資を始めていいのか。金利で比べる考え方

しくみパパ
返済があるのに投資を始めていいのか。私はここを考えずに始めて、半年で止めました。
あとから調べ直したら、判断するための物差しがちゃんとありました。金利です。
この記事で分かること
  • 借金と投資を比べるときの物差し(金利)
  • 借金の種類ごとの金利の目安
  • 「返済は確実に増える投資と同じ」という考え方
  • 金利が低い借金の場合はどう考えるか
  • 分割払いに金利はかかっているのか
  • 私が返済を優先することにした経緯

結論から:比べるのは「金利」と「リターン」

投資をするか返済をするかは、気分や優先順位の問題ではなく、数字で比べられる部分があります。比べるのはこの2つです。

 何の数字か確実性
借金の金利借りている間、確実にかかる費用確実。相場が良くても悪くても同じだけかかる
投資のリターン増えるかもしれない金額不確実。増える年も減る年もある
しくみパパ
金利は、お金を借りている間にかかる手数料の割合です。
リターンは、投資したお金が増えた分(減ることもあります)。
片方は必ず出ていく、もう片方は出るかどうか分からない。ここが根本的に違います。

つまり、確実に出ていく費用と、不確実な期待値を並べているという構図です。この非対称さを知らないと、「投資は増えるらしいから、返済しながらでもやったほうが得」という判断になります。私はそう考えていました。

そもそも金利とは(似た言葉と混ざりやすいところ)

言葉が3つあって、私はここも曖昧なまま使っていました。

言葉意味例
元本借りた金額そのもの10万円借りたら、元本は10万円
金利元本に対して1年あたり何%かかるかという割合年15%
利息金利から計算された実際に払う金額10万円×15% = 年15,000円
手数料金利とは別に、回数や事務にかかる費用分割手数料・繰上返済手数料など
「金利」は割合、「利息」は金額 明細に「年15.0%」と書いてあっても、それだけでは払う額は分かりません。残っている元本にかけて初めて金額になります。
逆に言うと、元本が減れば、同じ金利でも払う利息は減ります。返済を進めると利息が軽くなるのはこのためです。

借金の種類ごとの金利の目安

同じ「借金」でも、種類によって金利はまったく違います。ここを一括りにすると判断を間違えます。

種類金利の目安(年)性格
リボ払い・キャッシング15%前後最も重い部類。毎月の支払額が一定なので、残高が減っている実感が持ちにくい
カードの分割払い契約による(0〜15%程度)回数と契約で大きく変わる。手数料がかからない設定もある。後の節で詳しく扱います
奨学金0〜1%程度無利息のものもある。借金の中ではかなり軽い部類
住宅ローン0.5〜2%程度金額は大きいが金利は低い。変動か固定かでも変わる

※いずれも一般的に見られる水準の目安です。契約の時期・会社・個人の条件によって変わります。正確な数字は必ず自分の契約書や明細で確認してください。ここに書いた数字で自分の状況を判断しないでください。

しくみパパ
私が驚いたのは上と下で15倍以上ちがうことでした。
「借金がある」の一言で片付けていたのですが、年15%と年0.5%を同じ扱いにしてはいけない訳です。

高金利の借金がある場合:返済は「確実な投資」と同じ

ここが、この記事で一番書きたかった考え方です。

年15%の借金を返すことは、「確実に年15%で増える運用」をしているのと同じ効果があります。正確には増えるのではなく「出ていくはずだった費用が出ていかなくなる」のですが、手元に残る金額で見れば同じです。

10万円を1年間どう使うか1年後の効果確実性
年15%の借金を10万円返す払うはずだった利息約15,000円が出ていかないほぼ確実
10万円を投資に回す増えるかもしれないし、減るかもしれない不確実

※利息の計算方法(残高に対してどう計算するか)は契約によって異なるため、実際の金額は変わります。ここは考え方を示すための概算です。
※将来のリターンを保証するものではありません。投資の成果は市場によって変動します。

年15%を確実に出す方法はありません 投資で毎年15%を確実に得る方法は、私が調べたかぎり存在しません。「平均するとこのくらい」という過去の数字はありますが、平均は毎年その通りになるという意味ではありません。
一方、借金の利息は相場に関係なく毎月かかります。不確実な期待と確実な費用を比べたとき、確実なほうを先に消す考え方には合理性がある、というのがここでの整理です。
しくみパパ
もう一つ見落としていた点があります。投資で増えた分には税金がかかります。
NISAのように非課税で運用できる制度もありますが、通常の口座では利益から引かれます。一方、返済で浮いた利息に税金はかかりません。比べるときはここも差になります。

金利が低い借金の場合はどう考えるか

ここは一つの答えがありません。「並行してもいい」という考え方と、「それでも返済が先」という考え方の両方があります。

考え方言い分弱いところ
並行してもよい金利が年0.5〜1%程度なら、投資で上回る可能性がそれなりにある。返済に何十年もかかる借入では、その間まったく投資しないほうが機会を失う上回る保証はない。下がる期間が続けば、確実な費用だけが残る
それでも返済が先借金が無い状態のほうが家計が崩れにくい。気持ちの負担も軽い低金利の借入まで急いで返すと、手元の現金が薄くなる危険がある

※どちらが正しいという話ではありません。金利の水準・残りの期間・収入の安定度・手元の現金で答えが変わります。

金利より先に見るべきものが1つあります 金利が低くても高くても、手元に現金が無い状態で投資を始めるのは別問題です。急な出費が来たときに、投資している分を売るか、新しく借りるかしか選択肢が無くなります。
金利の比較は「返済と投資、どちらにお金を回すか」の話であって、手元の備えを削っていい理由にはなりません。

分割払いに金利はかかっているのか

これは私も気になって調べたところです。分割払いには、手数料がかかるものと、かからないものがあります。

  • 2回払いやボーナス一括など、手数料ゼロの設定があるカードもあります
  • 回数が増えるほど手数料がかかるのが一般的です
  • 販売側が手数料を負担する「分割払い無料」のキャンペーンもあります

つまり、「分割払い=高金利」とも「分割払い=無利息」とも言えません。契約ごとに違います。

しくみパパ
私も自分の分割の条件を、はっきり把握できていませんでした。
ここは推測で書けないので、「自分の明細と契約書で、手数料の有無と率を確認する」という一般論にとどめます。確認しないと比較の材料になりません。
確認する場所
  • カード会社の明細(分割手数料が別立てで記載されていることが多い)
  • 契約時の書面・申込画面の控え(実質年率が書かれています)
  • 会員ページの支払い明細
「実質年率」という言葉が出てきたら、それが比較に使う金利です。

私はどうしたか

ここからは一般論ではなく、私の記録です。

私は返済を抱えたまま積立を始めて、半年で止めました。金利で比べるという発想が、そもそもありませんでした。

返済の中身毎月の返済額
講座66,000円
パソコン19,380円
スマホ6,450円
合計91,830円
残っている負債の合計372,420円

手取りは360,000円なので、毎月の返済だけで手取りの約4分の1が出ていきます。この状態で「余った分を積み立てる」という決め方をしていたので、続くはずがありませんでした。

しくみパパ
当時は「意志が弱いから続かなかった」と思っていました。
実際は性格ではなく、家計の構造の問題でした。続かなくなった理由はいくつか重なっていて、返済を抱えたまま始めたことはその1つです。この記事で扱っているのは、その1つぶんの話です。

いまは返済を優先しています。ただし正直に言うと、率を比べて決めたわけではありません。毎月の返済が手取りの約4分の1あって、そもそも積立に回すお金が残らなかったからです。率が分かっていれば比べられたはずで、そこは今も宿題として残っています。

そのうえで、次のように再開する計画を立てました。

再開の計画

2026年11月から、毎月10,000円で積立を再開

返済の1つが終わる月に合わせました。返済に充てていた分がそのまま浮くので、生活の水準を変えずに始められます。積立の残高はいま0円です。

「返済が終わる月に始める」と、生活を変えなくて済みます 新しく積立を始めるとき、普通はいまの生活からその分を削る必要があります。ここが一番つらいところです。
返済が終わるタイミングに合わせると、出ていく総額が変わりません。行き先が「返済」から「積立」に変わるだけなので、生活の実感としては何も変わらない。私にとっては、これが一番現実的な始め方でした。

※これは私の判断の記録であって、おすすめの順番ではありません。私は投資の専門家ではなく、いま学んでいる側です。金額や順番は、収入・支出・家族構成・借入の内容によって変わります。

よくある質問

質問答え
借金があるとNISAの口座は作れませんか作れます。口座開設と借入の有無は別の話です。作るかどうかと、いま買うかどうかも別に考えられます
住宅ローンがある人は投資してはいけませんかそうとは限りません。住宅ローンは金利が低い部類なので、並行する考え方もあります。ただし正解は一つではなく、金利と手元の現金しだいです
繰上返済と積立、どちらを優先しますか考え方は同じで金利の比較です。ただし繰上返済には手数料がかかる契約もあるので、そこも含めて比べる必要があります
借金を全部返してからでないと始められませんか全部である必要はない、という考え方が一般的です。優先度が高いのは金利の高いもの。低金利のものまで完済を待つと、時間だけが過ぎることもあります
返済が苦しくて生活が回りません投資の前の問題です。金利の低い借入にまとめられないか、返済期間を見直せないかを、契約先や公的な相談窓口に相談する段階だと考えます

まとめ

この記事のまとめ
  • 判断の物差しは金利。借金の金利は確実にかかり、投資のリターンは不確実
  • 金利は種類でまったく違う。リボ・キャッシングは年15%前後、住宅ローンは年0.5〜2%程度が目安
  • 高金利の借金の返済は「確実にその率で増える運用」と同じ効果。年15%を確実に出す投資は無い
  • 低金利の借金なら並行する考え方もある。ここは一つの正解が無い
  • 分割払いは手数料の有無が契約ごとに違う。実質年率を自分の明細で確認する
  • 私は返済を優先し、返済が1つ終わる2026年11月から月10,000円で再開する計画

大事なのは「借金があるかどうか」ではなく、「その借金が何%なのかを知っているかどうか」のほうです。率が分かれば、比べられます。率を知らないままだと、気分で決めることになります。

正直に言うと、私は自分の返済の金利を意識しないまま積立を始めました。比べるという発想がなかったので、比べようがなかった訳です。いま同じ場所にいる方がいたら、投資を始めるかどうかより先に、明細を開いて率を確認するところからで十分だと思います。

しくみパパ
私は返済372,420円を抱えたまま始めて、一度失敗した側です。
やり直せます。ただ、2回目は順番を変えました。
この記事は投資の学習記録です書いているのは金融の専門家ではなく、投資を学んでいる会社員です。特定の銘柄や金融商品をすすめるものではなく、将来の利益を保証するものでもありません。投資には元本割れの可能性があります。最終的なご判断はご自身でお願いします。
しくみパパ
しくみパパ会社員 / 0歳児のパパ

高卒 → 個人事業主・アルバイト → 会社員。手取り36万・ボーナスなしで、AIを使って貯金と投資の仕組みを作っています。毎月の収支と資産をそのまま公開しています。

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