負債を全部書き出したら372,420円だった。完済までの表を作った話
しくみパパ
毎月引き落とされているのは分かっているのに、合計を答えられない。それで全部書き出しました。
- 明細から返済を全部拾い出す手順(3ステップ)
- 書き出して出てきた金額は残高372,420円・毎月91,830円
- それが手取りに対して何%だったのか
- 完済月が見えると、何が変わるのか
「返済は全部でいくらですか」に答えられなかった
家計の棚卸しをしていて、自分に質問してみた時のことです。毎月の返済は合計いくらですか。
答えられませんでした。個別には分かります。カードの引き落としも見ています。それでも「全部でいくらか」という数字だけが、頭の中に存在していませんでした。
理由ははっきりしていて、返済が別々の場所に散っていたからです。カードAの分割、カードBの分割、通信会社の請求に混ざっている端末代。引き落としの日も金額もバラバラなので、まとめて見る機会が一度もありませんでした。
しくみパパ
借金だけではなく、分割払いの残りやスマホ本体の残債も含みます。ここを分けて数えていたのが、そもそもの間違いでした。
やったこと:明細から返済を全部拾う(3ステップ)
やること自体は単純で、明細を開いて書き写すだけです。
- 明細から「分割」「リボ」「ローン」の文字を拾う。カード会社の会員ページ、通信会社の請求内訳、銀行の引き落とし履歴を順に開いて、その言葉が入っている行を全部メモします。
- 1件ずつ「毎月いくら」と「残高がいくら」を書く。ここが本体です。毎月の額は明細に出ていますが、残高は会員ページの別の場所にあることが多いので探します。
- 残高 ÷ 毎月の額 で、あと何回かを出す。これで終わる月が見えます。
ここを見に行かないかぎり、残高は一生見えません。私が把握できていなかったのは、単純にこのページを開いたことがなかったからでした。
出てきた数字:毎月91,830円
| 何の返済か | 毎月の支払額 |
|---|---|
| 講座の分割 | 66,000円 |
| パソコンの分割 | 19,380円 |
| スマホ本体の分割 | 6,450円 |
| 合計 | 91,830円 |
※書き出した時点の残高の合計は372,420円でした。残高は毎月減っていくので、いつ数えたかで変わる数字です。
残高372,420円を毎月の91,830円で割ると、約4か月。数字にすると、そう遠い話ではありませんでした。
正確に知りたければ、②で書いた1件ごとの残高 ÷ 毎月の額を件数ぶん出します。私はこちらで表を作りました。
手取りの約26%が返済に消えていた
割り算をして、初めて重さが分かりました。
| 何に出ていくか | 毎月の金額 | 手取り360,000円に対して |
|---|---|---|
| 共同財布への拠出 | 150,000円 | 約42% |
| 返済 | 91,830円 | 約26% |
| この2つの合計 | 241,830円 | 約67% |
| 残り(自分の生活費・貯金の原資) | 118,170円 | 約33% |
しくみパパ
「なぜ貯まらないのか」と悩んでいましたが、悩む前に割り算をすればよかっただけでした。
返済が終わったあとの1年で見ると、91,830円 × 12か月 = 1,101,960円。いま返済に消えているのと同じ額が、来年からは丸ごと空きます。年110万円の枠が空く予定だと分かっているのと、知らないのとでは、同じ家計でも見え方がまったく違いました。
完済月が見えると、計画が立てられる
書き出して一番よかったのは、金額そのものより「いつ終わるか」が日付になったことでした。
いちばん大きい月66,000円の返済が、2026年11月に終わります。終わる月が分かったので、こう決めました。
2026年11月に、積立を10,000円で再開する
空く66,000円のうち、まず10,000円だけを積立に回します。全額を回さないのは、以前「余ったら積立」で始めて半年で止めた経験があるからです。確実に出せる額から始めます。
この決定は、完済月を知らなければ作れませんでした。「いつか余裕ができたら再開しよう」では、いつまでも来ません。日付が決まって初めて、予定になります。
「負債があること」は問題ではありませんでした
最後に、これは書いておきたいところです。
書き出す前、この作業には気が進みませんでした。見たくなかったからです。ただ実際にやってみると、問題だったのは負債があること自体ではなく、金額と終わる月を自分が知らなかったことのほうでした。
| 書き出す前 | 書き出した後 | |
|---|---|---|
| 金額 | 答えられない | 毎月91,830円と分かる |
| 終わり | いつまで続くか分からない | 日付で分かる |
| 気持ち | 漠然と重い | 重いが、終わりが見える |
| 次の行動 | 決められない | 11月に積立再開、と決まる |
負債の額はまったく減っていません。変わったのは、それが「正体の分からない重さ」から「終わる日付のある予定」になったことだけです。それでも、家計の組み立て方は完全に変わりました。
しくみパパ
数字になった瞬間、ただの割り算の対象になります。
まとめ
- 明細から「分割」「リボ」「ローン」の行を拾い、毎月の額と残高を書き出す
- 残高は請求書には出ていない。会員ページの別のページを開く必要がある
- 私は残高372,420円・毎月91,830円(残高は書き出した時点の数字)
- 返済は手取り360,000円の約26%。共同財布と合わせると約67%が固定
- 残高 ÷ 毎月の額で終わる月が出る。日付になると計画に変わる
- 2026年11月に66,000円の返済が終わるので、そこで積立を10,000円で再開する
大事なのは372,420円という金額ではなく、「全部を1枚に集めて、終わる月まで書く」という手順のほうです。返済が2件以上ある方は、おそらく合計を即答できません。私もできませんでした。
しくみパパ
今月払う額ではなく、残りいくらかのほうです。