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家計を仕組み化2026.10.08 公開

金利とは?「年利15%」が実際いくらなのかを計算してみた

しくみパパ
「実質年率15%」と書いてあっても、それが自分にとっていくらなのかが分かりませんでした。
%のままでは判断できないので、円に直して計算しました。
この記事で分かること
  • 金利・利息・年利という言葉の違い
  • 年利15%は、10万円・30万円だと実際いくらなのか
  • 月あたりに直すといくらなのか
  • なぜ返しているのに利息が減らないのか
  • 借りる金利と、預ける金利の差
  • 法律で決まっている上限

※この記事は金利という言葉の意味と計算のしかたを説明するものです。実際の利率・計算方法は契約によって異なります。ご自分の契約は必ず規約や会員ページで確認してください。

金利とは「お金のレンタル料」です

金利は、お金を借りている間にかかる、レンタル料のようなものです。

レンタカーを1日借りたら1日分の料金がかかるのと同じで、お金も借りている期間の分だけ料金がかかります。違うのは、料金が「1日いくら」ではなく「借りている金額の何%」で決まることです。

似た言葉が4つあるので、先に整理します

言葉意味単位
金利お金を借りるときの料金の率%
利息金利で計算した結果の金額円
年利1年間借りた場合の率%
実質年率手数料などをすべて含めて年利に直した率%
しくみパパ
つまり「金利は%、利息は円」です。
そして年利は「1年間ずっと借りていた場合」の数字なので、3か月で返せば負担はその4分の1になります。ここを勘違いしていました。

年利15%は、実際いくらなのか

いちばん知りたかったのはここでした。1年間借りっぱなしにした場合の利息を並べます。

借りた金額年利15%の1年分1年後に返す合計
100,000円15,000円115,000円
200,000円30,000円230,000円
300,000円45,000円345,000円
500,000円75,000円575,000円
1,000,000円150,000円1,150,000円

※金額 × 0.15 の単純計算です。実際は返済が進むと残高が減るため、利息はこれより少なくなります。「1年間まったく返さなかった場合の上限」として見てください。

しくみパパ
30万円を1年で45,000円。
%で見ていたときは何も感じませんでしたが、「家族で行く旅行1回分」と言われたら別の話に聞こえます。

月に直すと、こうなります

年利を12で割ると、1か月あたりの率が出ます。年15% ÷ 12 = 月およそ1.25%です。

残っている金額1か月の利息(月1.25%)1年ぶん
100,000円1,250円15,000円
200,000円2,500円30,000円
300,000円3,750円45,000円
500,000円6,250円75,000円
実際の利息は「日数」で計算されます 請求書の利息が毎月ぴったり同じ額にならないのは、多くの契約で日割りで計算されているためです。式は「残高 × 年利 ÷ 365日 × 借りていた日数」になります。
31日ある月と28日しかない月では、同じ残高でも利息が変わります。月1.25%はあくまで概算で、実際は1日ごとに積み上がっていると考えるほうが実態に近いです。だから1日でも早く返すと、その日数分だけ減ります。
月に直すと、なぜ気づきにくいのかが分かります 30万円を借りていても、1か月の利息は3,750円です。月々の請求としては、そこまで大きく見えません。
気づきにくいのは、月あたりが小さいからです。15%という数字が怖いのではなく、月3,750円が怖くないことのほうが問題でした。これが12か月続いて45,000円になります。

返しているのに利息が減らない理由

ここが、私がいちばん分かっていなかったところです。

利息は「残っている金額」に対してかかります。つまり残高が減らないかぎり、利息も減りません。

毎月の返済は、まず利息に充てられ、残った分だけが元の借入額を減らします。返済額が小さいと、ほとんどが利息に消えて元本が減らず、いつまでも同じだけ利息がかかり続けます。

しくみパパ
元本とは、借りた金額そのもののことです。
返済のうち利息の分は元本を1円も減らしません。「払っているのに減らない」の正体はこれでした。

30万円を、いくらずつ返すかで比べます

30万円・年利15%として、毎月の返済額だけを変えた場合の試算です。

毎月の返済額終わるまで利息の合計支払総額
5,000円112か月(9年4か月)257,863円557,863円
10,000円38か月78,329円378,329円
15,000円24か月47,368円347,368円
30,000円11か月22,502円322,502円

※説明のための試算です(月利1.25%・追加の借入なし・端数切り捨てで計算)。実際の計算方法は契約によって異なります。

しくみパパ
同じ30万円なのに、月5,000円で返すと利息が257,863円。
借りた額とほぼ同じ額を利息で払うことになります。月5,000円は「無理のない返済」に見えるのに、です。

月5,000円のうち、初回は3,750円が利息です。元本は1,250円しか減りません。この状態が続くと、返しても残高がほとんど動かないという現象が起きます。

「最低額だけ返す」が長引くほど、利息の総額が膨らみます 最低額だけ返し続けると、残高がほとんど減らないまま、利息を払い続けることになります。上の表のとおり、月5,000円の返済では初回の75%が利息です。
投資の複利は時間が味方になる話ですが、借りている側では時間が長引くほど支払う利息が積み上がる、逆向きの力になります。

借りる金利と、預ける金利はまったく別物です

「金利」という同じ言葉を使いますが、借りるときと預けるときで桁が違います。

 年利の目安100万円・1年分
普通預金に預ける年0.001〜0.2%程度10円〜2,000円
カードのリボ・キャッシングで借りる年15〜18%程度150,000〜180,000円

※いずれも一般的な目安で、金融機関・契約・時期によって変わります。預金の利息には約20%の税金がかかるため、手取りはさらに減ります。

しくみパパ
預けるほうが年0.2%、借りるほうが年15%なら、差は75倍です。
同じ「金利」という言葉を使っていますが、預金で増える速さと、借金で増える速さはまったく釣り合っていません。

もう1つ、別物として扱う%があります。投資の話で出てくる「年5%」です。借金の年15%と並べて引き算したくなりますが、この2つは性質が違います。

 借金の年15%投資の年5%
確実さ確実にかかる不確実。増えないことも減ることもある
方向必ずマイナスプラスにもマイナスにもなる
コントロール早く返せば減らせる結果は自分では決められない

※「年5%」は説明のために置いた仮の数字です。将来の運用成果を保証するものではありません。

つまり借りる・預ける・増やすの3つは、同じ「%」でも中身が別物です。片方は確定した支出、もう片方は不確実な期待値なので、%の大小だけでは比べられません。

上限は法律で決まっています

金利は貸す側が自由に決められるわけではなく、利息制限法という法律で上限があります。

借りる金額年利の上限
10万円未満年20%
10万円以上100万円未満年18%
100万円以上年15%

※利息制限法による上限です。制度の概要であり、個別のケースは専門家にご確認ください。

「上限に近い=普通」ではありません カードのキャッシングやリボが年15〜18%程度なのは、法律の上限にかなり近い水準だということです。上限があるから安全、という意味ではありません。
逆に言えば、これより高い利率を提示されたら、その時点でおかしいと判断できます。数字を知っておく価値はここにあります。

よくある質問

質問答え
年利15%は、毎月15%かかるのですか違います。年利は1年分の率です。月あたりは12で割って約1.25%になります
3か月で返せば、利息は年利の4分の1ですかおおよそそうなります。利息は借りていた期間の分だけかかるので、早く返すほど少なくなります
「実質年率」と「金利」は違うのですか実質年率は手数料などを全部含めて年利に直したものです。比較するならこちらを見ます
繰上返済すると得ですか残高が減るぶん、以後の利息が減ります。ただし手数料の有無は契約によります
貯金を崩して返すべきですか数字の上では、預金の年0.2%より借入の年15%のほうが圧倒的に大きいです。ただし手元資金をゼロにすると次の急な出費で再び借りることになります
自分の金利はどこで分かりますかカード会社の会員ページや規約に「実質年率」として記載されています。明細の請求額だけでは分かりません

まとめ

この記事のまとめ
  • 金利はお金を借りている間のレンタル料。金利は%、利息は円
  • 年利は1年間借りた場合の率。早く返せばその分だけ少なくなる
  • 年15%なら10万円で15,000円、30万円で45,000円(1年・返済なしの場合)
  • 月に直すと約1.25%。30万円で月3,750円。小さく見えるのが落とし穴
  • 利息は残高にかかるので、元本が減らないと利息も減らない
  • 預ける金利は年0.001〜0.2%程度。借りると年15〜18%程度で、桁が違う
  • 上限は法律で年15〜20%。カードの利率は上限にかなり近い

大事なのは15%という数字ではなく、「%を円に直す」という一手間のほうです。%のままだと、高いのか安いのか判断できません。円にすると、自分の家計の何と同じ金額かが分かります。

私は自分の負債を書き出すまで、利率が何%なのかを一度も確かめませんでした。ただ、本当に見ていなかったのは残高のほうです。%は規約に書いてありますが、残高を知らなければ、掛ける相手がいません。

しくみパパ
やることは「残高 × 年利」を電卓に打つだけです。
それだけで、その借入が自分にとって年いくらなのかが円で出ます。
しくみパパ
しくみパパ会社員 / 0歳児のパパ

高卒 → 個人事業主・アルバイト → 会社員。手取り36万・ボーナスなしで、AIを使って貯金と投資の仕組みを作っています。毎月の収支と資産をそのまま公開しています。

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