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家計を仕組み化2026.07.29 公開

カード明細6か月分の棚卸し【家計簿に出てこない固定費の洗い出し】

毎月家計簿をつけているのに貯金が増えないため、原因を探るべくカード明細6か月分を全て並べて棚卸ししていきます。

「見えない固定費」とは?

毎月ではなく、年に1回・半年に1回だけ発生する支出のことです。家賃や通信費のように毎月出ていく支出は「固定費」として認識できますが、年払いの支出はその月だけ突出して見えるため「今月はたまたま出費が多かった月」として処理されがちです。

しくみパパ
棚卸しとは、手元にあるものを全て並べて数え直すことです。ここではカード明細を1件残らず並べる作業を指しています。

毎月の家計簿では黒字なのに、年間で見ると貯金が増えていない場合、この見えない固定費が原因である可能性が高いです。

棚卸しの手順

用意するのはカード明細のCSVのみです。特別なツールは必要ありません。

  1. 明細を6か月分ダウンロードする。各カード会社のサイトからCSV形式で取得できます。今回はカード2枚と銀行の入出金明細を使用。
  2. 金額の大きい順に並べ替える。この時点で「見覚えはあるが毎月ではない」支払いが上位に固まります。
  3. 1件ずつ支払い回数を記入する。1回きりなのか、毎年なのか、半年ごとなのか。ここが最も重要な工程です。

注意点:明細の金額は年額ではない

ここで一度計算を間違えました。明細に表示されている金額は1回の請求額であり、年間の支払額ではありません。

半年ごとの支払いであれば2倍、年1回であればそのまま、分納であれば回数分を掛ける必要があります。この工程を飛ばすと、年額が最大で4倍ずれます。

棚卸しの結果

6か月分の明細から抽出した、年払い・半年払いの支出が以下です。

支払いの中身1回の金額回数年額
通勤定期券(6か月分)94,030円年2回188,060円
家族の記念日(宿泊)84,450円年1回84,450円
家族の記念日(贈り物)74,800円年1回74,800円
固定資産税(4期分を一括)37,000円年1回37,000円
学びへの投資132,000円1回きり0円

※「1回きり」の支出は翌年以降発生しないため、年額は0円として計算しています。

翌年以降も継続して発生する分のみを合計すると年204,310円。12で割ると月17,025円となりました。

なお通勤定期券については、会社から通勤手当が支給されており、その分は既に手取りに含まれています。そのため自己負担となる差額のみを合計に算入しています。

手当が出ている支出の扱い 通勤手当のように収入側に既に含まれている支出は、支出だけを差し引くと二重に得をした計算になります。棚卸しの際は、給与明細で手当の有無を確認してください。

棚卸しをして分かったこと

  • 毎月の家計簿が黒字でも、年単位では赤字になり得る
  • 「余ったら貯金」方式では、年払いの月に必ず崩れる
  • 積立額が毎月ブレていた原因は、この17,025円が計算に入っていなかったこと

この金額を毎月先に取り分けておけば、来年の定期券代も記念日の支出も、その月に慌てる必要がなくなります。

結論

毎月17,025円を「備え」として先に取り分ける

残った分で生活する形に変更しました。

棚卸しをおすすめする方

  • 毎月の家計簿は黒字なのに貯金が増えない方
  • 年払いのサービスを複数契約している方
  • 積立の金額が毎月変動してしまう方

まとめ

カード明細6か月分の棚卸しにより、年204,310円・月17,025円の見えない固定費が判明しました。作業時間は1時間程度で、必要なものはCSVのみです。

ここまで書いてきましたが、正直に言うと、この作業をする前は「家計簿をつけているのだから漏れはないだろう」と思っていました。実際には月の家計簿という単位そのものに漏れがあった訳です。

次回は、この棚卸し作業を毎月自動化するために自作した家計簿アプリについて書いていきます。

しくみパパ
しくみパパ会社員 / 0歳児のパパ

高卒 → 個人事業主・アルバイト → 会社員。手取り36万・ボーナスなしで、AIを使って貯金と投資の仕組みを作っています。毎月の収支と資産をそのまま公開しています。

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